初心者向け・Webライターの始め方を解説【まずは副業から】

こんにちは!Webライターの西町なごみです。

在宅ワークとして近年注目を集めているWebライター。
文章を書くのが好きな人、Webメディアに興味がある人にとっては魅力的ですよね。
しかし、「Webライターの仕事に興味はあるけど何から始めたらいいのか分からない!」
という方も多いのではないでしょうか?

この記事では完全未経験からでも挑戦できる、Webライターの仕事の始め方を解説していきます。
ライターとは無縁の事務系会社員として働いてきた私が、実際にWebライターを始めた時の実体験に
基づいており、基本的かつ再現性の高い内容となっております。

未経験からWebライターの仕事を始めてみたい!
・Webライターの仕事にチャレンジしたいけど何から始めていいかが分からない…
・Webライターはどこで募集しているの?どうやって仕事を探すの?


のような疑問を抱いている、
Webライター未経験者~超初心者の方はぜひチェックしてみてください。

目次

未経験からWebライターになるには、とにかく実践あるのみ

未経験からWebライターを目指す時、
「未経験からいきなり仕事ってできるの?」
「ライティングスクールや本で勉強してから始めた方がいいかな?」

と、まず何から始めていいのか疑問に思う方も多いでしょう。私がまさにそうでした。笑
私の場合、「とにかく副業としてできる仕事をどんどん受注する」と決めて実践してきましたが
今振り返ってみても、これは間違いではなかったなーと考えています。

Webライターの仕事はすぐに始められる!

よく言われていることですが、Webライターの仕事は参入ハードルがとても低いです。
Webデザインやプログラミングのように専門知識や初期投資は必要なし。
物を売るわけではないので在庫を抱えてしまうリスクもゼロ。
もちろん、どの仕事にも向き不向きはあるので全員が成功できるとは限りません。
しかし、上手くいかなかったとしても金銭的に損をすることがないのがWebライターのいいところ。
そのため、Webライターに興味があるならまずはとにかくやってみることをおすすめします。

「未経験でいきなり仕事をするのは不安」
「ライティングの本やライティング講座で勉強をしてからがいいかも・・・」
と考える方も中にはいらっしゃるかもしれません。
もし文章力に不安があれば、初心者Webライターによく読まれている定番本があるので
それを何冊か読めば、最初のうちは十分です。
これは個人的な意見ですが、
仕事を始める前の勉強に時間を掛けるよりも、とにかく実際に仕事をしながら
自分に足りないスキルを知り、習得していく方が効率的
だと思います。

まずは副業として始めてみよう

未経験の場合、まずは副業として仕事を始めることをおすすめします。
なぜなら、未経験からWebライターとして生活ができる程度の収入を得られるようになるまでには
少し時間が掛かるからです。

Webライターの雇用と収入の形態


Webライターには
1. 一つの企業に社員またはアルバイトとして所属する専属ライター
2. 複数の企業と業務委託契約を結ぶフリーライター


の2種類の雇用形態が存在します。
1.の企業の専属ライターとして働くと、拘束時間に対して月給や時給が発生する給料制で
働くことになり、労働基準法で定められた最低時給以上の収入は保証されます。
一方、2.のフリーライターの収入形態は納品記事に対して報酬が支払われる
成果報酬型で収入を得るケースが多いです。

初心者のフリーライターが受ける仕事は、
1文字あたり〇円といった文字単価で報酬が発生する場合がほとんど。
完全未経験で応募できる案件は、文字単価~0.5円程度が相場の目安になります。

例えば、1文字あたり0.5円で2,000文字の記事を執筆する案件を受けたとすると、
1記事あたり1,000円が納品記事に対する報酬として支払われます。
時給換算にしてみると、2,000文字の記事を1時間で執筆できれば時給1,000円、
2時間かかれば時給は500円…。
仕事として続けていくのはなかなか難しいということが分かると思います。

Webライターを仕事にしていくために


Webライターを仕事にするためには、経験を積みながら
文字単価アップを目指し、それと同時に執筆スピードを上げていく必要があります。
ライターとして生活できるようになるかどうかは、個人のスキルや営業力、運にも大きく左右されます。
収入が上がっていくまでの間は、まず副業からコツコツ経験を積むのがおすすめです。

副業としてライターの仕事をしていきたい方でも、最初が頑張り時なのは同じです。
初心者向け案件は作業量に対して報酬が見合わないことも珍しくないため、
残念ながら多くの人がこの時点で挫折してしまいます

しかし、正しい努力を続けていれば、きっと軌道に乗るタイミングがあります。
それまでは辛いと感じることもあるかもしれませんが、
最初は修業期間だと思って、なんとか乗り越えましょう!

未経験者はまずクラウドソーシングで仕事を受注しよう

次に、未経験からWebライターの仕事を始める際の具体的な仕事の進め方を見ていきましょう。
まずは初心者向けの案件が多く掲載されているクラウドソーシングサイトでの
実績の積み方をご紹介していきます。

クラウドソーシングサイトへの登録

クラウドソーシングとは、企業がインターネット上で不特定多数の人に業務を発注すること。
日本にもクラウドソーシングのサービスを提供するWebサイトがいくつかありますが、
初心者の場合はまずはCrowd WorksLancersの2つに登録すれば十分でしょう。
クラウドソーシングでは、過去の仕事実績と評価が自身のプロフィールページに表示される仕組みになっています。
発注者は、プロフィールページの実績もチェックしながら仕事を任せるライターを決定するため、
最初のうちはCrowd WorksかLancersどちらをメインで使用するかを決めて、
1つのサイト上で実績を積んでいくのが効率的かと思います。
この記事では、私もWebライターを始めたての時に使っていたCrowd Worksでの仕事の進め方を紹介していきますね。

まずはタスク形式の案件を数件こなし、実績作り

Crowd Worksへの情報登録が完了すると、早速仕事が受注できるようになります。
Crowd Worksに掲載されているライティング案件には、大きく分けて
「タスク形式」「プロジェクト形式」の2タイプの案件が存在します。両者の違いは、以下の通り。

・タスク形式
応募すれば、すぐに案件に取り組むことができる。
仕事内容は、アンケート回答や200~300文字程度の簡単な文章作成、
漫画やドラマなどの感想や商品レビューを短文で書くものが多い。
未経験者でも簡単にできる仕事である分、報酬はかなり低めの設定。

・プロジェクト形式
プロジェクトへの応募後、発注者から依頼先として選んでもらえば受注となる。
発注者は、応募者の提案文とプロフィールの内容をもとに依頼先を決めるが、
案件によっては文章力を確認するためにテスト記事の執筆(テストライティング)を求められる場合も。
仕事の難易度はタスク形式に比べて幅広く、
未経験者可のものから上級者向けの案件までさまざま。
報酬は高いもので文字単価~3円程度のものがほとんど。
単価が高くなればなるほど応募者も増える傾向にあるため案件獲得の競争率は高くなる。

ライター未経験の方は、まずタスク形式から取り組みましょう。その目的は2つ。
1つ目はサイトの使い方や仕事の進め方に慣れるためです。
そして2つ目の目的は、実績作り
タスク形式の簡単な仕事でも、完了すればプロフィールページに受注実績が残ります。
そのため、発注者側から見ると、Crowd Works上での受注実績が0よりも安心感があります。
ただし、仕事内容も実績として表示されるため、
取り組むタスクは今後のWebライターの仕事に繋がりそうなものを選ぶと良いでしょう。
例えば、簡単なアンケート調査に200~300文字程度のテキストで回答するといったものは、
短文でもライティングに関連する案件なのでおすすめです。

プロジェクト形式の案件に応募してみよう

タスク形式の案件をいくつかこなしてサイトの使い方が分かってきたら、
次にプロジェクト形式の案件への応募にチャレンジしてみましょう。
Crowd Worksにはライティング関連だけでも毎日多くの案件が掲載されるため、
最初はたくさんの案件からどれに応募したら良いのか悩むかもしれません。
そんな時にはこんな選び方も試してみてください。

・「仕事を探す」ページの絞り込み機能で求めるレベルを「初心者」に設定する。
 または特記事項欄の「未経験可」にチェックを入れる
 →初心者でも受注しやすい案件が見つかる!
 (ただし、初心者向け案件の中には”地雷案件”と呼ばれる極端に報酬が低いもの、
  セミナーへ勧誘してくるような悪徳なものもあるのでご注意を…)
・得意なテーマの案件に応募する
 →テーマに関する専門知識や熱意があれば提案が通る可能性も!
 私も最初は自分の趣味に関係する案件を選び、
 提案文ではテーマへの関心度をアピールして仕事をいただきました。

少しずつ単価アップを目指そう

未経験者・初心者歓迎の案件で提案、クライアントとのやり取り、
執筆に慣れてきたら、単価アップを目指していきましょう。

Crowd Works上に掲載される未経験~初心者向けの案件は文字単価1円未満のものが多いです。
どんなに執筆スピードが速い人でも、文字単価1円未満の案件を大量にこなす
やり方を長く続けているとしんどくなってきてしまいます

そのため、だんだんライターの仕事に慣れてきたなーと感じたら、
低単価の案件で疲弊してしまう前に、今よりも高い単価の案件への応募・提案
を少しずつ増やしていきましょう。

ちなみに、私の場合は文字単価1円以上の仕事をいただけるようになってから
時間的にも精神的にもだいぶ余裕が出てきました。
ライターとして長期的に活動をしていくためには
まずは平均文字単価1円を一つの目標にしてみると良いかもしれません。

なお、文字単価はクライアントの予算によって決まる部分も大きいため
必ずしも文字単価が高ければ、その分案件の難易度が上がるとも限りません。
ですが、執筆内容や求められる文章のレベル感には
やはりある程度の傾向・特徴はあると思います。
ご参考までに、私の経験からまとめた単価別の案件の特徴は以下の通りです。

0.1~0.5円…
未経験者~初心者向け案件。文章力はそこまで求められず、
指定テーマに関する情報がまとめられていればOK!というものが多い
0.5~0.9円…
初心者向け案件。低単価でライターを大量採用しているケースが多い。
各記事の文体に統一感を出すために細かいレギュレーションが設定されていることも。
(私はこの価格帯の案件を受けている時が一番大変だと感じました)
1~2円…
初心者~中級者向け案件。
単価1~2円になると、本文の執筆以外の作業も依頼内容に含まれる場合も多くなる。
(記事の構成作成、画像選定やCMS入稿作業など)
2~3円…
中級者~上級者向け案件。1~2円の案件と作業内容的にあまり差は出ないが、
記事のクオリティの高さが求められる。
3円以上…
3円以上になると、記事のクオリティの高さはもちろん、
高単価になりやすい専門分野の知識(不動産、投資、医療関係など)
が求められる傾向にある印象。
(私もまだ3円以上の仕事は受けたことがありません!)

慣れてきたら直接営業にもチャレンジ

さて、Crowd Worksでのお仕事に慣れてきたら、
次のステップとして直接営業にもチャレンジしていきましょう。
Crowd Worksは案件探しにはとても便利です。
しかし、システム手数料として報酬の20%が差し引かれてしまう大きなデメリットも。
さらに報酬の振込手数料も別途発生するので、これが積もり積もると結構痛いのです…。
一方で、クライアントとの直接契約では手数料が差し引かれる心配がないうえに、
Crowd Worksより好条件の案件に出会えるチャンスもたくさんあります。

TwitterなどのSNSを使った案件探しはおすすめ

クライアントと直接契約を結ぶ方法はさまざまですが、
個人的におすすめなのがTwitterでの案件探し
私の場合、これまでの直接契約は100% Twitter経由で成約いただいたものです!

Twitterはライター同士での交流や情報収集にも役立つので、
ぜひライターとしてのアカウントを1つ作成してみましょう。

Twitterで案件探しをする時は、
ハッシュタグ検索機能で「#ライター募集」のワードを検索すると
Webメディアや編集者の方が発信しているライター募集ツイートが見つかりやすいです。
気になるツイートがあれば、積極的にリアクションしてみましょう!
Crowd Worksと違って常に一定数の募集があるわけではないので、
マメにチェックしてみるのをおすすめします。

プロフィールページ・ポートフォリオを用意しよう

直接応募をする際に欠かせないのがポートフォリオです。
クライアントに「この人に発注してみようかな」と思っていただけるような
プロフィールページを準備しましょう。
これまでの受注実績や得意ジャンルをまとめた自己紹介ページを作成し、
応募時にURLを添付できれば大きなアピール材料になります。
ポートフォリオ作りにはnoteやWordPressのブログがおすすめ
私はnoteを使って自己紹介ページを作成し、提案時に添付しています。
自己紹介 / ポートフォリオ|西町なごみ / Nagomi Nishimachi|note

できれば過去に執筆した記事のURLも併せて紹介できるのが理想的ですが、
初心者の時にぶつかるのが、「実績として紹介できる記事がない問題」です!
そんな時は、応募したいジャンルのサンプル記事を書いてしまいましょう。
発注者がチェックしたいのはあくまで「どれくらいのクオリティで記事を仕上げてくれるか」です
サンプル記事が上手く書けていれば実績ゼロからでもチャンスはあります。

ポートフォリオの書き方については以下の記事で詳しく紹介しているので
こちらもぜひご参考にしてみてください!
Webライターがポートフォリオを公開する4つのメリットと作り方

Chatworks、Slackなどのツールを使えるようにしよう

クライアント、チームメンバーとの業務連絡にはメールよりも
ChatworksSlackが使われる場合が多いです。
どちらもPC・スマホどちらでも使えるチャットツールなので
アカウント登録、アプリのダウンロードを済ませておくとスムーズです。

【まとめ】Webライターは営業と執筆の繰り返し

Webライターと聞くと「ひたすら記事の執筆をする仕事なんだろうな」
「文章が上手い人が稼げる仕事だろうな」と考える人は多いと思います。
しかしフリーライターの場合、
実は「書く」仕事と同じくらい「営業活動」が大切になってくるのです。
ライターに限らず、フリーランスとして活動するのであれば
仕事を自ら獲得していかなければいけません。
そのためには営業・提案活動が重要です。

もちろん、ライターの本業は執筆作業。
営業ばかりに力を入れて、納品記事のクオリティが落ちてしまうのは本末転倒です。
営業活動をきっかけに仕事をいただけたら、
クライアントの期待に応える品質で記事を納品できるよう、全力で執筆に取り組みましょう
このように営業と執筆を繰り返して実績を積んでいけば、自然と報酬は上がっていきます。
そして、任せていただけるジャンルや仕事の幅が広がっていけば
もっと仕事が楽しくなっていくはずです!

本記事では未経験からWebライターの仕事を始めたい方に向けて、
私の実体験に基づいた仕事の始め方、案件の探し方をご紹介してまいりました。
もちろん人によっていろいろな仕事のスタイルがあるので、あくまでこの記事は参考程度に、
試行錯誤しながら自分のやりやすい進め方を見つけてみてください。

今回は概論的な内容となりましたが、
今後も未経験~初心者のライターの方に役立つような情報を発信していきたいと思います。
もし「こんなことが知りたい!」といったご質問があれば
お気軽にお問合せフォームからご連絡ください!

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